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原市沼は、上尾市と伊奈町の境に位置する広大な沼地で、埼玉県の指定史跡である伊奈氏屋敷跡を望み野鳥や湿生植物の宝庫となっています。
原市沼の古代蓮は、昭和46年行田市の焼却場建設の際に土中より掘り起こされた蓮の種子が自然発芽し、みごとな花を咲かせ、その種を譲り受けました。しかし、当初はザリガニなどの害虫被害に試行錯誤を繰り返しながら、みごとによみがえらせることに成功したそうです。
現在は「原市沼を愛する会」の方々の努力により守られ、毎年素晴らしい花を咲かせています。

◆原市沼で頂いたパンフレットより抜粋
近くにある妙厳寺の600年前の文献には、ハスの花が咲いていた記事があり、蓮は当時原市沼には至るところで見られた風景だったと思われます。
沼の対岸には徳川家康時代灌漑治水に大きな役割をはたした伊奈備前守忠次の陣屋跡があり、その忠次により慶長年間、綾瀬川上流に備前堤が築工された結果、原市沼の水位が下がり、現在の蓮池付近が干拓水田化されたのではないかと考えられています。
蓮は江戸時代の水田開発で減少し、ヨシや藻が上流から流れてきた泥に混じって良い肥料として利用されました。その泥上げのやりにくい沼の部分に残っていた蓮が戦前まで咲き続けてきましたが、戦時中の食糧難で原市沼から姿を消してしまいました。
その後、その蓮の復元のため行田市より種を頂き、失敗と落胆の連続を乗り越え、粘り強く頑張り育成の努力を重ねてきて現在に至ります。

見頃/7月中旬〜8月初旬の午前6時〜9時
原市沼へのアクセス


行田で発見された古代蓮
昭和46年に行田市の焼却場建設の際に発見された蓮の花は花びらが普通の蓮より少なく、行田では昭和42年に絶滅した古代ハスに極めて似ていると思われました。同時に出土した種子をアイソトープで年代測定をしてみると1390年前(+-65年)の古墳時代の古代ハスと判明しました。縄文後期の土器と共に出土したことから、1400年から3000年前の蓮だと推定されています。
古代蓮タウンより抜粋


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